「スーパーフライ」や「さらば青春の光」の音楽やファッションを重点的に映画を見る流れで「ロッカーズ」を見る。

映画としての完成度はお世辞にも高いとは言えない。演出面で言うとカメラワークとか場面ごとの繋がりなんかは素人臭くて、もっといいカットなかったの?という感があるし、ストーリーも別段カタルシスがあるわけでもなく、割とほのぼのとしたラストで終わる。
ちょっとおもしろかったのは、ディスコで恐らく最先端のアメリカのソウルで踊ってるジャマイカの連中にたいして、ラスタマンたちは「こんなん知らんし踊られんわー!」的になってDJ室(?)みたいなブースを占拠してしまうところだ。俺としては前にかかってた曲かっけーな、誰の曲だろうと思ってた矢先だったけど、何かそういうディスコの在り方っていいなーと思えた。
オーディエンスが満足できれば誰がDJやろうと構わない、黒子的なDJっていいなーと思う。