2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

去年、ファンを待ちにまたせた御大のタイトルを、遅ればせながらレコードにて購入。自身も若干の知己である渡辺志保さんのインタビューも率直でナイスガイぶりが通じる彼。 http://miyearnzzlabo.com/archives/39163本作では、インタビュー中でも話題になっ…

ファンからしたら何を今さら、と思われてしまうかもしれないが、you tubeザッピングしていてふと見初めて、むちゃくちゃハマってしまった「地下クイズ王決定戦」。BAZOOKAらしい普通のクイズ大会なら放送できない問題しか扱わない尖り具合で、薬物や芸能ゴシ…

「all things must pass」を観る。タワーレコードの栄光盛衰を描いたドキュメンタリー。60年に創業し、50年ほどにわたって音楽の小売り業として世界に進出していった彼らがぶち当たったいくつもの壁に対する乗り越え方のエピソードは、そのまま50年の音楽メ…

「着倒れ方丈記」を読む。最高な書き手都築氏による、特定のブランドを愛しすぎるがあまり、生活が傾くほど服を買い集めてしまったファッション・ビクティムたちの姿を映した写真集。一人につき見開き2ページで紹介しており、左のページがインタビュー、右の…

「ヘリコプターマネー」を読む。これも山形浩生お勧めの一冊。難しい数式も排して、かなり一般読者を意識したフランクな語り口となっておりとっつきやすいのだが、なぜかあまり気に載らず流し読みしてしまった。ヘリコプターマネー、つまり政府が空から貨幣…

「ラテンアメリカ入門」を読む。cakesで山形浩生がお勧めしていた一冊。タイトル通り、良くまとめた一冊だと思う。著者自身がお勧めできる作品と、ベストセラーにはなったけどイマイチ(ボラーニョ始め、最近の作家は軒並み創作力が弱いらしい)、みたいな作品…

carl thomas「let's talk about at」を聴く。「ディアンジェロでつながるソウル・ディスク・ガイド」で知ったのが彼。つい最近ふらっと寄った大宮のdisk unionで800円で救出。本作は2004年作で、BAD BOY ENTERTAINMENTでやってることもあって、プロデュース…

bok bokの「your charizmatic self」を聴く。 kelelaつながりで知った、ロンドンのグライム系のプロデューサー・レーベルオーナー・アーティストの新作EPというかLP。2枚組でレコードを購入。今自分の中で最先端にカッコいい音。シカゴのjukeやfootwork…

AARON ABERNATHY「monologue」を聴く。数年前から、「AB」なる名義(どうでもいいけど、検索時代の現代にこんな検索しにくい名前は辞めてほしいよ、ファンとしてはホントに…)で活動していたAARON ABERNATHYの待望のアルバム。昨年末、予約してレコードにて購…

「さよなら歌舞伎町」を観る。染谷将太、前田敦子主演だけど、出演シーンもそれほど多くなく、脇役がとても豪華。特に、イ・ウンウ演じる母国・韓国でブティックを開くことを夢見るホテトル譲役がセクシーでかつ切ない笑顔が印象的ですごく良かった。歌舞伎…

「見知らぬ国のスケッチ」を読む。傑作「アライバル」の裏話・制作譚である今作。アライバルに惹かれた人なら絶対楽しめるはず。著者がアライバルの世界観を鍛え上げ、膨大なイメージやエピソードを取捨選択して練り上げた過程がわかり、クリエイターなら教…

「料理のコツ 解剖図鑑」を読む。肉・魚・野菜みたいな素材だけじゃなく、調理器具だったり素材の組み合わせだったりと様々なレベルから、「良く料理本に基本として乗ってるけど、なぜそれがセオリーなのか」を解説したもの。扱う料理は日本の家庭料理がメイ…

「ありがちな女じゃない」を読む。ミランダ・ジェライが絶賛し、山崎まどか氏の訳でもあるということで読んでみた。んー、ちょっと散漫・冗長。レナ・ダナムはNYのブルックリン出身の芸術家一家に生まれた自分と同い年の女性で、観たことないけど映画の監…

「服従」を読む。読書芸人でも紹介されてたし、面白そうだと思って読んでみた。正直微妙。解説を佐藤優がやっているんだけど、この解説だけで十分という感じ。無駄なエピソードや描写が多すぎて、300ページ近くあるけど、100ページくらいにまとめられる気が…