2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「この世界の片隅に」を読む。映画が記録的にヒットした本作。「夕凪の街 桜の国」は読んでいたけど、本作は未読で今回大分遅ればせながら読んだ。前評判通り素晴らしい作品。太平洋戦争中の広島を舞台に、県絵を描くことが好きな優しいすずという女性の少女…

「ブラッドハーレーの馬車」を読む。また読みたいマンガが一定量たまってきたのでツタヤディスカスで大量に借りる。去年「おやすみプンプン」を読んで色々とレビューを見て回っていた時に「胸糞悪いマンガ」のくくりで本作も入っており、気になっていて読ん…

Dennis Bovell「Dub Dem Silly」を聴く。きちんとダブワイズしてるんだけど、Janet Kayのポジティブで可愛いボーカルのお陰でとてもポップにダブを楽しめる一枚。レゲエというジャンルはラスタや信仰の要素がどうしてもあるため、曲のタイトルも革命とか宗教…

「Cleopatra Jones」のサントラを聴く。ちょっと前から熱くなっていたサントラもの。幡ヶ谷にあるELLA RECORDSという初めて行ったレコード屋で購入。73年のブラックスプロイテーションで、映画は未見だけど、セクシーで強そうな美女がデーンと構えるジャケ…

「世界のサッカー名将のイラスト戦術ガイド」を読む。今年のW杯を契機に、サッカーの戦術性の高さと面白さに一気に魅せられ、本作を読んでみた。正直、本作に載っている名将たちの功績をピッチ上で観たことないんだけど、千差万別ぶりが面白かった。事前に…

「言壺」を読む。なかなか思弁的・実験的で面白かった。タイトル通り、言葉に対してとても意識的な短編小説集。各章は微妙に繋がりがあり、特に本作で「ワーカム」と呼ばれる言語支援装置を使って言葉や物語を創作していくことに対する意識の流れやその逆に…

「角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済と労働の変化」を読む。山形 浩生監修。読んでてなるほどー、と思えるんだけど、色んな話題が扱われていてなんとなく散漫な印象だった。仮想通貨とかオープンソース運動とかテレワークとかそういうキーワー…

「mud」を観る。正直つまらん。信頼する音楽ライター小林雅明氏が紹介してたのと、現代のスタンドバイミーとか言われてたのと、大好きなアメリカ田舎話っぽかったので観てみたけど、雰囲気や音楽位しか楽しめない。ミシシッピのアーカンソーを舞台に、14歳の…

「凍りの掌」を読む。記憶としてはかなり風化しつつある太平洋戦争後のシベリア抑留について描いたマンガ。戦争をシンプルで可愛らしい絵柄でもって淡々とした日常を描く演出がこうの史代作品っぽい雰囲気。著者の父が抑留経験者で、聴きとり調査を基に執筆…

「Savage! Super Soul Soundtrack」を聴く。あのmuroもご用達のブラックスプロイテーションのサントラ物で、don julianのペンによるものと知って魅せられて買ってみたものの、あんまりピンと来なかった。なぜだろう、you tubeで聴いた時にはあんなにスリリン…

「スリー・ビルボード」を観る。新文芸坐にて、「シェイプ・オブ・ウォーター」と一緒に観る。面白かった。俺の大好物でもあるアメリカ田舎物語ものでもあったんだけど。主演はフランシス・マクドーマンドというすげぇいかついおばさんなんだけど、コーエン…

「湯を沸かすほどの熱い愛」を観る。これも正直がっかり。各種の映画賞を受賞していたりする一方で、色んなレビューで「気色悪い」という意見も上がってる問題作。気色悪いというのは確かにそうなんだけど、それ以前にやはり「難病もの」物語の感動の押しつ…