2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「小説禁止令に反対する」を読む。最近の日本文学からちょっと遠ざかってたなと思って読んだ一冊。そして、久々にいとうせいこう作品読了。創作論・SFものとしては面白かったけど、小説としてはちょっと不完全燃焼だったかな。2030年代の日本を舞台に、小説…

「統計学が最強の学問である」を読む。「実践編」「数学編」「ビジネス編」とか色んなバージョンがあるうちの一番基本形なのかな。テキストマイニングの仕事で若干触れるようになってきた機械学習とかディープラーニング、過去に大学の必修で受講した社会調…

目の見えない人は世界をどう見ているのか伊藤亜紗史の著作2冊目。これも柔らかい文体で凄く良かった。難しい理論や厳密なデータはほとんど出てこない。基本は著者と交流がある視覚障碍者の方々と接する中で味わった色々な知覚の面白さを紹介するような形で語…

「こまねずみ常次朗」を読む。吉本浩二作品としてこれも読んでみた。全く内容を知らなかったけど、青木雄二原作ということでかなり「ナニ金」っぽい仕上がりの作品だった。人や会社の名前がその人まんまな設定とかね。舞台は博多で、借金してバーを経営して…

「細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた」を読む。録音に興味持ってこの本も読んでみた。細野晴臣の70〜90年代の目まぐるしい機材の変遷があったアルバムを中心に、それぞれのアルバムを担当したエンジニアの証言や、著者自身が集めた資料やレ…

「ボヤージュ・オブ・タイム」を観る。テレンス・マリックの圧巻の映像美体験。「ツリー・オブ・タイム」でも随所に挟み込まれていた、生命や地球の顕微鏡レベルのミクロから衛星中継レベルのマクロまでの壮大な映像の延長線にある作品。この映像にブラッド…

「ヘイトフル・エイト」を観る。ちょっと期待が高すぎたけど、面白かった。南北戦争後のアメリカのワイオミングの雪山を舞台に、吹雪でロッジに閉じ込められた8人の訳アリ男女が騙し合いをするというお話。監督はタランティーノで、サミュエル・L・ジャクソ…

「富士山さんは思春期」を読む。去年読んで最も萌えたマンガ「猫のお寺の知恩さん」のオジロマコト氏の前作。これもめっちゃ良かった。何の変哲もない学園ラブコメなんだけど、素晴らしい画力と演出力によって描かれる富士山さん(と上場くん)が大好きになっ…

「APPLE MacBook Pro with Retina Display」を買った。去年末、転職活動を進めるに当たって、きちんとした開発環境だったり、もくもく勉強会系に参加するにはmacbookが必要だとすごく思っていて買ってみた。恐らく、探した時間は10時間を超える位、かなりき…

「マネーフットボール」を読む。サッカー版のグラゼニと聞いて昔から読んでみたかった作品。埼玉育ちでユースからプロ入りした20歳の高卒ルーキーDFが、レンタル移籍のため予算10億で運営する愛媛のサッカーチーム(現実ではJ2だけど、N2と表現されている)で…

「寂しいのはアンタだけじゃない」を読む。去年の年末に数冊試し読みした吉本浩二作品。特に「ラブ・ウォーズ」が最高にかっこ悪くて楽しくて、久々にマンガをレンタルしてみた。今回は初の試みで、DMMレンタルを利用。「ラブ・ウォーズ」と全く違い、非常に…

ズーランダーを観る。ザ・バカ映画。ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、ウィル・フェレルの3人がふざけまくる。頭空っぽのメンズモデルがデザイナーに洗脳されて政府要人を暗殺しようとするのを食い止めるという内容。カリカチュアされたゲイが多か…

「経営戦略全史」を読む。面白かった。著者はボストンコンサルやらアクセンチュアを経由してきたコンサルの人で、ビジネス書大賞2014経営書部門・大賞受賞したというもの。コンサルの人達が思考のフレームワークとして使うような理論とかMBAで教わる様なこと…

「スタジオの音が聴こえる 名盤を生んだスタジオ、コンソール&エンジニア」を読む。面白かった。タイトル通り、全19回に渡って70、80年代の名盤を中心に、それが生まれたスタジオの成り立ちや設計思想、スタジオバンドのメンバーや当時の機材に関する情報を…

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を観る。これもすごくアメリカ的なエンターテイメント・サスペンス作品という感じで良かった。スティーブン・スピルバーグがトランプ政権の現在なるべく急ぎで公開したい、という思いのもとで制作されたという、史実…