2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ガタカ」を観る。正直、期待外れ。近未来、遺伝子によって人類の能力差が顕著になってきた時代に、何も手を加えない遺伝子的に自然な青年が、事故によって足が不自由になった遺伝子的に優勢な人間になりすまして宇宙飛行士になろうという話。 なんでこの作…

「ヤクザと憲法」を見る。「21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ」を読んで気になっていた一本。うーむ重い。現役のヤクザの事務所にモザイクもいれず直接密着取材して取れた彼らの日常の風景。あぶく銭持ってスーツ決めて派手な外車乗り…

「知識ゼロからの経理の仕事」を読む。ふと借りてみたものの、あんまり役に立たず。大企業の経理に配属になった人、というのが多分装丁読者だと思うけど、これ役に立つんだろうか。表紙を見ると島耕作的なマンガが乗ってるから、ストーリー仕立てで経理のイ…

「多文化であることとは」を読む。なぜだか岸政彦を読んだ今のタイミングになって、社会学部卒業してから社会学的な著書あんま読んでねぇなーと思って、母校の教授の本を読んでみた。ちょっと予想できたことだけど、著者が自身で言及している通り、経済学的…

「脳が壊れた」を読む。すごく話題になってベストセラーにもなった本作。面白かった。養老孟司の帯通り、「深刻なんだけど笑える」というのが率直な感想。「最貧困女子」とか、どっかで彼の著作を読んでてもおかしくない位彼の仕事領域に関心はあるが、実際…

「スパイシーカフェガール」を読む。作品も著者も全く知らなかったけど、マンガ図書館にて読んだ。amazonの評価もかなり良いし、実際すごく面白かった。和食の道を外れた気弱で真面目な青年がひょんなことから飛び込んだタイ料理屋を舞台に、一癖ある人々の…

「バラッツ流 絶品スパイスカレー」を読む。今年は自分の中で完全にインド料理が来ている。週一くらいは外食して味を覚え(今日は東十条の「タイガー」に行ってビリヤニを堪能。ちょっとオイリーで濃い目だったがスパイス濃いし辛いしサイコーだった。結構多…

big krit「King Remembered in Time」を聴く。big kritのキャラについてそんなに詳しくないんだけど、トラックの哀愁あふれる感じに惹かれてLP購入。最初に名前を知ったのはbilalと一緒にやってたからかなぁ。俺と同い年でサウス出身らしいけど、あまり現行…

bill wolferの「wolf」を聴く。何で聴いたかと言えば、theoのmixで収録曲「wake up」を使ってたから。これがすっごくクールでカッコ良くって気になっていたのだが、たまたま見かけてやっとLPで購入。 bill wolfer自身はキーボーディストということで、当時の…

「その土曜日、7時58分」を観る。シドニー・ルメットの遺作らしい。NYを舞台に、短期で強欲な兄と人はいいけど情けない甲斐性なしの弟が金に困り、ふとしたことから思いついた犯罪をきっかけに奈落の底に堕ちていく家族を描いた物語。 手法的には特に真新し…

「バーバーショップ3」を観る。リンクは1のサントラだけど。まぁ、1が優秀過ぎたのでそれほど期待はしてなかったけど、それなりに楽しめた。近年シャイラークと言われるほど治安が悪化していたサウスサイドのシカゴの床屋を舞台に、ギャング抗争の停戦を…

「hip hop 2001-2010」を読む。つい先日、衝撃的な宣言をしたダースレイダー監修による、タイトル通り2000年代のUS産hiphopのアルバム(もしくはミックステープ単位)レビュー集。マッチョなものからカルトなものまで、絶賛する一枚から大して上手くないと断じ…