「バチェロッテ あの子が結婚するなんて」を観る。

ヤング・アダルト・USAに載っていた一本。コメディ映画らしく90分にテンポよくまとめてるのはいいけど、微妙だった。高校時代にヒエラルキーの頂点にいた女子たちが、ちょっと太っていて当時陰口叩ていていた友達がいい感じのイケメン男子と結婚すること連絡があり、NYで久々に再開するという物語。
正直、キルスティン・ダンストが(単純にルックスの点で)美人の頂点という設定には無理があると思う。彼女は作品によって美人に見えたりアレな感じに見えたりするけど、本作では限りなくアレな方である。他の人のレビューでも指摘されてたけど、本作で何組か出てくる屑みたいなカップル(キルスティン・ダンスト含む)よりは、実際に結婚する夫婦が一番マシというのは確かなんだよな。間違いなく勝ち組なのは偉そうなキキ嬢より、高校時代に豚顔と呼ばれたイケてない彼女と、イケメンだけど真面目そうな彼氏のカップルなのだ。
ただ、キリスティン・ダンストの友人のビッチたちは底抜けに下品で、その辺りはちょっと面白かった。冒頭シーンで、初対面のムサい男に求められてもないのに「フェラの心得」みたいなどうでもいい話をしつこく語るシーンとかは笑った。ナイス。
あと、登場人物たちが自分とほぼ同年代というのを意識すると、比較して何のスリルもない自分の人生にちょっと悲しくなる。こういう映画見ると、ダメ女に引っかかるくらいの経験も必要なのかなーと思う今日この頃。