2016年4月21日、プリンスが亡くなった。そのことにまだ慣れないでいる。
改めて彼の楽曲を繰り返し聴き直している。レコードで数十枚とCDが10枚弱。アルバムごとに異なる曲世界。激烈なシャウトものびやかなバラードも絡みつくようなねっとりしたファンクも歌いこなす、癖のある声。存在感ありまくりのわななくようなギター。リンドラムが作り出す圧迫感というか密室感。
彼の遺伝子を継ぐアーティスト(ミュージシャンに関わらず)は数知れないけど、誰も彼に変われる人はいないし、今後も現れないと思う。
体調を崩してライブをキャンセルした、というニュースは聴いていた。でも、たまにはそんなこと位あるだろうと重く受け止めていなかった。それがまさか、こんな早い死を遂げるとは思っていなかった。
西寺郷太氏の言うように、「ピカソのように死ぬまで作風を変えながら」変わることなく精力的に曲を作ってくれるんだと勝手に思っていた。でも、そうじゃなかった。
一ファンとして、プリンスの曲をこれからどうやって伝えていけるかを考えている。イベントを打つ?SNS初め色んなメディアで紹介する?彼の著作や曲にまつわる子細な情報をまとめて本を書く?色々あるだろうけど、本人がにっこりと笑ってくれるような活動をしていければと思う。