trickey「Maxinquaye」のレコードを買う。

これも高校生くらいに、「SMART」とかのファッション誌で紹介されてたクラブミュージックというタグを頼りに聴き始めた、Björkの元カレとしても知られるtrickeyの作品。howie BとかUK人脈がクレジット。本ブログのタイトルでもあるDJ shadow「endtroducing」と同じく、何気に今年で20周年。まぁ、portisheadをはじめとして、この辺の曇り空っぽいロンドンの陰鬱なラップやhiphopは軒並み好きなので、これもドンピシャで今でも大好きである。煙たさと、気怠さと、愛しさと。アルバム通してある程度カラーはあるけど、ハイだったりメロウな曲は皆無。ひたすらダウナーで、梅雨時の今聴きたい曲ばかりのラインナップなのだ。
全く熱のないポエトリーリーディングのようなtrickeyのラップに絡みつく女性ボーカルだったり、「Hell Is Round The Corner」みたいなportisheadと同じトラック使ってたり、ダビーな感じがたまらない。たぶん20年後も聴いてるだろうなーというアルバム。