ヤギと男と男と壁と」を観る。

ヤギと男と男と壁と [DVD]

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この変な邦題は千原ジュニアがつけたらしい。悪くはないけど、もっと振り切って候補としてあった案「ヤギ!ヤギ!ヤギ!」でも面白かったかも。ソ連に対抗して作られた、超能力を使うアメリカの特殊部隊である「新地球軍」に関するノンフィクション本を原作に作られたコメディ。読んでないけど、まぁトンデモ本なんだろうなぁ。アホ映画だけど俳優陣は結構豪華で、 ジョージ・クルーニー(ボケ)とユアン・マクレガー(ツッコミ)が主人公で、ニューエイジにかぶれた超能力教官がジェフ・ブリッジス、超能力を利用して悪だくみする悪役をケヴィン・スペイシー(ユージュアル・サスペクツしかり悪役の印象強いな)。
正直言って全く毒にも薬にもならんけど、90分をワハハと過ごす分には楽しめる。実は原作よりもちょっとハッピーエンドっぽくまとめているなんて評も見たけど、サクッと収拾つけてて個人的には面白かった。前半は特にジョージ・クルーニーの超能力と見せかけたヘッポコ描写が面白くて、実際に声に出して何度か笑ってしまった。観た人しか分からないだろうけど、車の上の場面と砂漠の道で二択を選択した後の場面とか爆笑する。ジョージ・クルーニーはダンディなイケメンなのに、「オー・ブラザー」しかりチョビ髭の胡散臭いおっさんもきちんと演じられるのはすごいと思う。あと、可愛いヤギたちも見どころ。