IO「Mood Blue」を聴く。

待ちに待ってた2枚組LPで購入。去年の夏、「notis」を聴いて一発でもってかれた。この衝撃はAWITCHを初めて知ったこの曲に通じる。

こんなシャレオツでスカした音楽をかましてくれるともうお手上げだ。タイトル通り、蒼いというか近年のアンビエントR&Bに通じる冷たい、物哀しい感触の雰囲気で統一され、彼自身の掲げるシティーのクールなライフスタイルを満喫できる。正直IOは声が細くてあまり声量がないのでラッパーとしての能力は高くないと思うんだけど、映像やグラフィックも含めたセルフプロデュース力やコンセプチュアルな作品作り、そして何より本人が超イケメンで超お洒落という様々な他の能力で魅力的に見せていると思う。トラックは盟友KANDYTOWNのNeetzやJAZADOCUMENTが手掛けており、サンプリングものからトラップっぽいものまでビートまで色々だけど、カラーは統一されてる。KID FRESINOがプロデュースしてたKIANO君も参加してたり、注目株が目白押し。ヘビロテ中。