「いまさら聞けないキャンプ用具の基礎知識」を読む。

いまさら聞けないキャンプ用具の基礎知識 (Outdoor 21 Books)

いまさら聞けないキャンプ用具の基礎知識 (Outdoor 21 Books)

去年からずーっとハイスペックなマウンテンジャケットが欲しいという願望があったんだけど、gore-texの仕組みすらあやふやなペーペーなので、ちょっとちゃんと勉強したいなと思って読んだ一冊。

まあ実際、今のところアウトドアな生活をする機会はほとんどないし、せいぜい夏フェスでちょっとそんな雰囲気を味わう、という程度だけど、なぜか男の子はアウトドアが好きな血が流れてるのか、変に興味がある。
これは親父が一時期キャンプにはまって、自分が小学生のころよく連れて行かれたことに起因しているかもしれない。
いや、実際あの時の経験って鮮明に覚えてるし、もし子供でも出来たら連れて行きたいなと思うけどね。ランタンの前で飯食ったり、川の流れる音とか虫の鳴き声とか聞いた楽しい思い出はもちろん、帰り際テントをたたむ時にどしゃぶりに降られて、ずぶ濡れになった帰りの無言の車中とか、変なことまで覚えてる。自分らがキャンプに行く年頃じゃなくなってからだんだん家の中で場所を取るキャンプ用品は追いやられていって捨てられていってしまったけど、あの時の体験はプライスレスだ。

今のところ持ってるアウトドア用品って去年taico club行くために買った寝袋位のもんなんだけど、ゆったり落ち着けるチェアとかヘッドランプ位は買ってもいいかなーと思う。ま、フェスに必要な道具にはなってしまうが、それプラスproshellのマウンテンジャケットは一着欲しい。日頃自転車に乗るからそれ用にも使いたいし。

本書は、結構著者のよくも悪くも独善的というか(ロードバイクだとエンゾ早川的な)、変にアウトドア製品を売ろうとしていないところは好感が持てるけど(持って行っても邪魔になっただけの道具、とかも紹介している)、個人の好みにより過ぎてて、あまり客観的なデータを使わないのがちょっと気になった。(著者はコットやサバイバルナイフが好きくないご様子)

ウェアの項目は思ったより少なくてあまり本来の目的は叶わなかったけども、道具の選び方やら手入れの仕方やら実体験に基づいたレポートとして読むと楽しめるかも。