「勝負食」を読む。

勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方 (講談社+α新書)

勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方 (講談社+α新書)

最近は非常に食に対する意識が高い。一日の摂取カロリーは大体計算できるようになった。腹のたるみはなくなってきたし、スナック菓子の類はほとんど食べなくなった(あるいは納豆とかで代用)。体の感覚が少しずつ鋭くなってきたような気がする。本書もその一環で読んでみたのだが、平易な言葉で「作りたいからだ」の作り方を解説してくれる良書。著者は末續慎吾荒川静香などのオリンピック選手のアドバイザーを務め、選手の求める最適な体つくりを助けてきた人。
読んで一番気になったのはアルコールの摂取。やっぱりお世辞にも体にいいとは言えないんだなあ。もちろん精神的な高揚感であったりリフレッシュには役立つだろうけど、飲みすぎることで体自身は疲弊するという。アセトアルデヒドを分解するのにせっかく摂取したカルシウムやマグネシウムを使ってしまうというのも体つくりに大きな妨げになるよな。アルコールの強い酒はカロリー自体も高いし。今後も禁酒しようとは思わないけど、より一層酒との付き合い方を考えさせる一冊になった。どうせ飲むなら楽しく、後に引かないようにバランスよく飲みたい。