■

「ディスコ伝説７０’S」を読む。

ディスコ伝説70’S

今比率的に最も多く聴いてる音楽ジャンルといえばディスコ(及びそのりエディット)なのは否定できないとこで、ちょっと当時の雰囲気について知りたいなと思って読んだ一冊。
基本的にインタビューをメインに構成しており、その記述はかなり怪しいものがある。本人の記憶ベースで語り下ろされてるので、資料としてはあまり妥当性がない。もっとも、当時のフライヤーとかディスコのマッチ箱(！)とかを取っておいて写真に収めてるのは貴重だと思ったけど、レコードのレビューとかは完全に個人の思い出ベースでほとんど参考にならない。特に、80年位くらいに「サタデーナイトフィーバー」で文字通り日本がディスコでフィバってからのレビューは基本的に罵詈雑言か、写真だけ載せておいて、「特になにもない」とかふざけたレベルの出来。俺もイチブラックミュージックラバーとしてはアラベスクやアラベスクとかよりはJB'Sの方が好きだし、わからなくはないんだけど、でも大人気ないというかなんというか。その場の空気を知らんけど、今となっては結構時間も消化されたんだし、今の(本書は97年発行)感覚でもっと分析してくりりゃーいいのにと思ってしまった。