「和モノレアグルーヴ」を読む。

すごくためになった。周りにも和モノのレコード掘ってる人いるし、気になってる分野ではあったんだけど、イマイチどこから漁っていいか情報がなくて、なんとなく他の興味ある音源の二の次になってたけど(山下達郎とか、吉田美奈子とか、はっぴいえんど周辺の人たちは元々好きなんだけど)、最近、なんとなく今まで自分にブレーキかけてた、7インチのfunkも手を出し始めたので、いっちょ和ものもツバつけとくか、と思って読んだ一冊。
結構作者の個人的なドラマ鑑賞などに依拠したレビューが多くて、それがかえって面白い。70年代の刑事ものとかヤクザものの映画、ドラマってホント痺れるような音楽多いんだなぁ。今では逆にデカものなんてパロディじゃないと成立できないんじゃないかと思うけど、ガチで荒唐無稽な物語とそれに沿ったシャープな日本人産のジャズファンクとか聞いてると、何だよ、アイザック・ヘイズのシャフトにも負けてねぇじゃん、とか思う。曲はyou tubeで検索しながら読んでった。

とりあえず、今後俺のdiggライフに引っかかる人物が以下のように増えたかな。深町純、猪俣猛、井上堯之(特にこの人の関わった曲は軒並みかっこよかった)、大野雄二、ジョー山中、石川晶、ソニア・ローザ、根津甚八柳ジョージとかかな。特に沢田研二というかタイガースというかPYG周辺の人たちはかなり面白いということが分かった。こうして聴いたことない痺れるようなモノに触れるのが人生の中でも一番充実した瞬間かも。

そんでは痺れるような一曲を。

石川晶とカウント・バッファローズ/Get up!