「やきとり本」を読む。

やきとり本 (エイムック 2117)

やきとり本 (エイムック 2117)

やきとり熱はちょっと収まってきた感もあるけど、まだ継続中。鶏の部位に詳しくなったのも嬉しいし、自分で捌いて自分ちで炭火で七輪使ってうまい焼き鳥作れるようになるのが目下の目標だろうか。とりあえず勉強と名店開拓を兼ねて読んでみた。
世間知らずかもしれないが結構意外だったのが、焼き鳥屋でミシュランで星とれる店があるということ。正直、焼き鳥なんていう原始的な料理で現代のガストロノミーまで守備範囲にしたミシュランに認められるんか?と思ったけど実際にあることを本書で知る。まあそれでもどんな高級店でもお会計は一万とかそういう世界っぽいし、和洋中の一流レストランに比べたら気軽に行ける範囲ではあるんだけど。希少部位を出すという「白金 酉玉 神楽坂店」とかかろうじて知ってるお店があったり、お相撲さんが焼き鳥好き(手を付けずに歩くから縁起が良い)とか豆知識も出来て楽しめた。
とりあえず本書に載ってる店で行ったことがあったのが自分ちの近くにある板橋の「焼き鳥どん」。串物は一本80円からの激安店であり、異様に濃いチューハイが出てくる、いわゆるせんべろ店でもあるのだが本書を読んで朝締めの地鶏を使い丁寧に仕事してるらしいことが分かった。とはいえ、行ったときは閉店間近でも「品切れ」がほとんどなかったのでもしかしたら使い回しもしてるんじゃないかという疑惑があるが…。味も値段考えると悪い気はしなかったが特別うまいと感じもしなかったかなぁ。他には学生時代に吉祥寺の「いせや」に行ったことがあったが、「ボロい店だな…」という記憶ばっかりで味を覚えていない。当時は焼き鳥にそれほど興味もなかったし、アンテナ立ててないとちゃんと味を楽しめないよなーという教訓。