AARON ABERNATHY「monologue」を聴く。

数年前から、「AB」なる名義(どうでもいいけど、検索時代の現代にこんな検索しにくい名前は辞めてほしいよ、ファンとしてはホントに…)で活動していたAARON ABERNATHYの待望のアルバム。昨年末、予約してレコードにて購入。いやー素晴らしい。ちょっと鼻にかかったような声質や、全ての楽器を操れるスキルの高さ、現在のR&Bシーンに見向きもしない濃厚なソウルっぷりはまんまD'angelo的なんだが、それだけに留まらない本作ならではの楽しさがあって良い。ほとんどの曲はミッド〜スロウで、盟友Black Milkとやった曲「BACHELORETTE」のオルガンのフレーズをバックに、The Foreign ExchangeのPhonteとねっとりまとわりつくように歌い上げるソウルや、ゴスペル界のZo!とやった曲「WHEN REALITY SETS IT」や、「I SEE YOU」のようにギターリフをバックにファルセットで歌う様はprinceのようで素晴らしい。もっとたくさん聴きたいアーティスト。