ネイビーシールズ」を観る。

小説で軍人が出てくるものをここ最近読んでたので、何となくリアルな軍人が出てくる映画観たくて見てみた。現役のネイビーシールズが出演しているリアルな描写が売りの今作。拉致されたCIAエージェントを救出する作戦を決行する中で、テロ組織のリーダーと大規模なドラッグの売人のタッグによるアメリカでの自爆テロ計画が明るみに出てそれを未然に防ごうと奮闘するネイビーシールズ隊員たちの姿を描く。
物語自体は結構あり来たりというかあまり意外性はないんだけど、細部の描写がやはり面白かった。カメラが隊員の視点となったシーンが多く、息をのむような緊迫感を映像化出来てるのは素晴らしい。サイレンサーを付けたライフルで斥候を一発で音もなく殺し、作戦が開始されるシーンとか身震いするような美しさがあった。また、普段マニュアルを重視して、事前の影響調査を嫌になるくらいしてから初めて実施するような仕事をしている自分からしたら、「いつ何が起きるか分からない」中でチームで協力しながら仕事するってやっぱ凄いなと感心した。しかも、一秒の判断ミスで自分はおろかチームメンバーが死にかねないという状況だ。仕事のために「いってきます」する夫が二度と戻れないかも知れないという緊張感。そして、そんな状況だからか、意外と作戦の合間では軽口を聞きあうメンバー同士のやり取りも面白かった。