TIMBALAND & MAGOO/IN」を聴く。

2LPを格安で購入。一昔前のアルバムだし、正直TIMBALANDの全盛期から言っても後期に当たるけど、同時期のhip hopとも毛色が違う、ティンバ節が随所に香る実験的なリズムに溢れた面白いアルバム。個人的にも大好きなAaliyahの最後の録音を収録していて(正直、地味だけど)価値高いアルバム。
どの曲もいわゆるbpm90前後のhip hopとはかけ離れた、どちらかというとfuture funkといったタイトな曲が多く、全く飽きない。正直言って一昔前まではtimbaのビートって「チキチキビート」と形容されたように、ファンキーさの要めである土臭さとかケムさが皆無で全然好きじゃなかったんだけど、近年になって彼の仕事の特異さを十分に噛みしめてる気がする。上記の代わりに、タイトさというかイビツさやつんのめったリズム感が強調されていて、耳に引っ掛かる。Aaliyahやmissy ellitotの全面プロデュースをやっていた2000年代前半よりは若干見劣りするけど、カッコいい曲が目白押し。

特にアルバム中でもトップクラスにカッコいい曲。まるで現代のjames brownのような隙間感。