さて昨日は新文芸座でオールナイト見てきた。初の試みだったけど、まとめて見てみたい作家とかトークショーつきだったらまた行ってみてもいいかもね。ただ、エイゼンシュテインは堅すぎた。今度はもっと柔らかいのがいいね。あんなに左翼っぽい人だとは思わんかった。モンタージュ資本論も描写できるなんて謡ってたらしいけど、俺はこれの資本論ってところが論理哲学要綱でも通じるんかと思ってたけど違うみたいね。こんなプロパガンダっぽい映画作るんだとは。
戦艦ポチョムキン」は確かになんか画面を見て楽しめるレベルではあった。無声だから人物が口パクした後に字幕が入るわけだけど、もちろん今はこんな表現使わないけど結構文字を合わせた表現もあってもいいんじゃね?とは思った。となるとテレビっぽくなるのかな。まだカメラをパンするっていう習慣がないのか、固定してその中の動きを追う感じとかは手法なんだろうなーとか思った。
その後の「ストライキ」は正直意味が全然わからんかった。ちょっと冒頭の動物が出てくるとことかコメディタッチに見えたんだけど解釈変かな?なんか画面追ってるだけで疲れる。筋が良くつかめないし、やたらドンパチやってるし。十月もそうだね。これなんかほとんど記録映像に見えるんだけど。それだけ小道具とか色々詰めて製作したんだろうけど何か十月革命史についての前提知識がないとよく分からん気がする。若干眠くなったりしはじめるも、最後のメキシコ万歳を見る。これは一応劇映画として取ってるんだろうけどなんか今のハリウッド的劇映画とはリズムが違うのでしっくりこない。途中10分くらい寝てしまった。
まあ総括としてはそんなに楽しくはなかったけど、あのシネフィルたちの雰囲気とか味わって見るのもいいんじゃないかと思った。変人多かったなー。

んで今日はこれ見る。ストーリーとかはクソだけどまあ時代考証とか興味深いのとサイバースペースってのをどう描写するかってのはやっぱ面白く見れた。95年ということでキャラたちはmacGUI使ってるみたいなんだけど、やっぱデータを解析するっていう外面だけだとキーボードたたいてるだけという絵を面白くするには、士郎正宗も書いてたような海みたいな仮想空間を作り出すとイメージしやすい。全体的に余計な設定とか描写とか多い気がして分かりづらいところとかあったし(狙ってるんじゃなく失敗してる感)攻防に関してももうちょい面白く出来た気もするけど、最初からあんま期待してなかったのでそこそこだった。

一昨日くらいから高校時代に聴いてたMDを掘り起こして聴いてたんだけど、やっぱなつい。でも、意外に今聴いてもすげーかっこいいと思う曲もあるし(平井堅のgreen christmasとか)新たな発見がある。エアチェックしなくなっちゃったよなー。またラジオ一週間くらい聴く習慣つけてみようか。何しろ情報源が多様化してるので色んなことに時間をさけないのだ。