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- 作者: ポールヴァレリー,Paul Val´ery,清水徹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/04/16
- メディア: 文庫
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昨日は国立美術館のヴィルヘルム・ハンマースホイ展に行って来た。後姿の女性像に惹かれて友達といったんだけどすごく良かった。タッチ自体はものすごく細やかというわけではないんだけど、確かに言葉に直せば「静寂」といえるようなイメージを表現しているように思えた。彼の切り取る風景は彼自身の再構成が行き届いたものなんだけれども、人や家具の配置がちぐはぐでディスコミュニケーションというかそういう概念を表現しているようにも見えた。何度も繰り返し現れる妻のイーダのイメージは愛に溢れた人のイメージではなく、日ごろの観察の末、更に冷徹な目で切り取られた画面を作る素材として描かれてるように見える。部屋という箱庭的な縛りをつけて空間を二次元に表現しようとしてる点もなんか俺の好みに合う。その部屋に差し込む柔らかい光なんかは少し優しく感じた。前情報ほとんどない状態で行ったけどかなり満足度高かった。
んで夜は新橋付近のねぎしって焼肉屋でごはん。タレが効いててすごくおいしかった。麦飯もおかわり自由だし白米と違う味があって新鮮だった。2000円以内で生ビール飲めると考えれば結構お得な店かも。