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「バトル・ロワイアル」を観る。
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
- 発売日: 2002/05/21
- メディア: DVD
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タランティーノのベストらしいし、色々とネタにもされてるから期待してたけど、大して面白くなかった。
内容はいわずもがな、中学生のクラスメート同士が最後の一人になるまで殺し合いを続けるというもの。
結局、バトルロワイアル法とやらがどんな意味があるのかよくわからないんだよなぁ。殺し合いをさせることで軍事的なデータを取るというのなら、もっと効率的な方法があると思うし、なぜ担任が指揮してるのかもよくわからない。全体主義国家という設定らしいけど、中学生たちを見てると別に彼らの思考が現代のそれとそれほど違うとも思わないし、世界観が不明確。土台がボコボコの世界の上で陳腐な愛憎劇が行われても物語に入り込めないし、演者もそれほど印象的な仕事してるとも思わないしな。てか、40人もいると誰がどんな人間なのか説明する時間がないからお互いの関係がわかりづらい。転校生役の安藤政信は一言も発さずに殺しまくってたけど、何がしたかったわけ?
そんで、生き残って日本に帰還した主人公はどう生きるんだ?大人を信用するしないとかいってたけど、日本国相手に反逆テロでも起こしていくんだろうか。
疑問と不満が残る一作。