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「サニー　永遠の仲間たち」を観る。

サニー 永遠の仲間たち デラックス・エディション DVD

面白かった。んでも、前評判があまりにも良かったもので期待度が高まりすぎて、その割にはちょっと普通だったかな。女子高校生のキラキラした青春を謳歌した６人の女の子たちが、リーダー格の女の子の立っての願いで25年経って再び集結するというお話。
とりあえず、キャストはすごい。特に説明がなくても、高校生の頃の子と成長した頃の女優さんが結び付けられるのだ。大体の大人がそうだと思うけど、成長した彼女たちはどこかしら憂いや後ろめたい感情が顔に滲み出てるのだが、それでもかつての名残も感じられるという素晴らしいキャスト。個人的にはリーダーのチュナ役の子と、クールビューティのスジ役の子が可愛かった。特にスジ役の子はハーフっぽい顔立ちでめちゃ美人。
音楽もステキ。80年代のUSのポップスが彼女たちの色とりどりのファッションのように賑やかに鳴り響き、キラキラ感が増している。どこかのブログで評されていたけど、恐らく当時の韓国歌謡でも良かったんだろうけど、USのヒット曲にすることによって世界中のあの当時を知る人間に郷愁を思い起こさせてくれるのだ。日本人の俺だって味わえる。
あと、本作は現在と過去を行ったり来たりする話なんだが、その切り替わりがすごく鮮やかで美しい。冒頭の、少し疲れた様子の主人公(成長後)が通行人にぶつかり、「すいません」と言ってからぐるりとカメラが一周するとたちまち高校生の転入したてで緊張している主人公の場面に切り替わるのだが、これがお見事。似たような演出がいくつもあって、映画的な楽しみも盛りだくさん。最後は仲間が皆集結してハッピーエンドだし、すごく良質のエンターテイメントだった。