フジモトマサル「夢みごごち」を読む。

夢みごこち

夢みごこち

タイトル通り、すごくほんわかした筆致で夢を見ているような読み応え。「胡蝶の夢」的な夢から夢の連続で、それぞれに関係があるんだかないんだかのぼんやりした夢の世界が、丸みのある柔らかい線で擬人化された動物たちを通して描かれる。コマの枠線も建物も基本はフリーハンドで描かれ、世界観がきれいにまとまっており作者の技量を感じる。
オモコロライターの小野ほりでいがたまに書く幻想的な漫画とかに雰囲気が近いかもしれない。