猫のお寺の知恩さん」を読む。

知恩さんがとにかく最高すぎる。主人公の源が羨ましすぎる。こんなにマンガのキャラに恋したのは「赤灯えれじい」以来かも。古いお寺の管理をしっかりこなし、家事も畑仕事もこなすのに、いたずらっぽくくるくると変わる表情や無防備な仕草に源と同じくドキドキしっぱなしである。そういや「赤灯えれじい」もそうだけど、やはり年上女性というかしっかり者の女性が好きなんだなと自覚する。
結構指摘されているけど、雰囲気は「よつばと」とか「ザワさん」に近い。物語としては「めぞん一刻」ばりに凄くオーソドックスなラブコメなんだけど、モノローグや説明的なセリフが少なく、めちゃくちゃ上手い絵と演出で知恩さん(を始めとするキャラや猫や犬といった動物たち)の魅力を存分に堪能できる。少しずつキャラたちが時間と共に成長していってるんだけど、描き方が説教臭さやわざとらしさが全くなくドキュメンタリーを観ているようで楽しい。今後も楽しみなマンガ。