別にこれの動画についてってわけじゃないけど、今すごいネットの中でねこ(というかぬこ)って人気だ。
俺はどっちかというと犬が好きな人間で(まず何でねこ派と犬派っていうふうに分かれるんだろう、全然違う種なのに)、将来でっかい犬を飼ってみたいなーという野望があるのだが、まあぬこぬこ動画みてても可愛いと思う。
けど、何かそこに薄気味悪いものを感じるんだよね。そんでふと思って何か記して置きたくなった。

まず、ぬこに萌えるという感情ってどう生じるんだろうか?やっぱり一つは、擬人化してるってことだろう。
ニコニコ動画にうめというぬこの成長記録みたいな可愛さ自慢動画が載ってるが、仕草が無防備で目が大きくて手足の動きがぎこちないとことかは人間の赤ちゃんを思わせる。小さい泣き声も可愛らしい。なんというかいじらしい。進化論的には人間とは随分前に袂を分かったはずのぬこであっても可愛いという感情を思い起こさせるって結構すごいと思う。でも、それ以上の部分に何か違和感を感じる。
やっぱり、ニコニコのコメにもあるけど、ぬこで抜ける人がいそうだってことだ。勿論そいつは男であって、その時うめというぬこは幼女のように認識されているような気がしてならない。ぬこはオスではない。メスである。
以前ツンぬこというスレが2ちゃんにあったようだけど、ぬこは何時だって気まぐれで懐かないけど、たまに頭を自分に擦り付けてくるようなツンデレのメスである。ネコ自身には勿論人間どもに可愛さを振りまく気など毛ほどもないだろう。でも、勝手に解釈して物語作って萌える。AVと書いてアニマルビデオってのはさすが上手いと思う。
ほんとに抜いてる人がいるかは確かめられないけど、これを見て胸がきゅんとなってるキモヲタは(勿論俺もふくむが)結構自分の感性に疑問を持ってもいいような気がする。見てスッキリしたい、気持ちよくなりたいという志向は変わらんと思うし。いや、歴史的に獣姦というのは一定の規模で存在しつつあって…ていうような議論もあるのかもしれないけど、何かまだ皆ぬこに萌えることに無自覚な気がする。どういう精神構造が働いてるのか、ちょっと考えてみると何か違和感を感じたので記しておく。


んで、今日は空海というラーメン屋行った。塩豚骨を頼んだんだけど、多分もう行かないだろうな。
やっぱ麺が俺の好みじゃない。ちょっと柔らかすぎるし、もっちり感のない平ぺったい麺だった。久しぶりに食べた塩スープは背油もあって割りと濃い目で楽しめたけど、やっぱ麺がどうにも合わない。うーむ、やっぱ二郎の影響なんだろうなぁ。二郎恐るべしだな…。

Lay It Down

Lay It Down

al greenは今まで特に理由もなく通ってなくて、何となくマーヴィンやダニーハサウェイより線の細いというか目立たないシンガーなんだろうと思ってたんだけど、偶然聞いたこれで結構印象変わった。というかこのアルバムがすごいな。最近ライアン・ショウなんていう「あー70年代ソウル大好きなんだね」という感じサウンドの若い人が出てきて「ブラックミュージックのフランツフェルディナンドだな」とか勝手に分析してたんだけど、このアルバムもそんな感じだ。クエストラブがプロデュースしてて、アンソニーハミルトンなんかと一緒にやってる御大なんだけど、すごくハイファイに70年代やってますという生っぽいトラックにアル・グリーンの柔らかい声が乗る。どれもスムースで攻撃的な作りではないけど、ロイ・エアーズとかがすこし前ちょっとイマ風R&Bの音とかやっちゃってるのを聴くよりはるかにカッコイイ(ザ・ルーツとやってんのはかっこよかったけど)。とりあえず今回いい出会い方が出来たので、もっと前の曲も掘っていきたいね。