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「パソコンとデジカメで出来る映像制作ワークショップ」を読む。
- 作者: 西村安弘
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 単行本
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友人の結婚式二次会の幹事を努めるにあたり、読まなければと思い読んでみたが、思いの外面白かった。
ネット上での作品の公開の仕方とか、今更そんな説明せんでも…と思うような箇所も多いのだが、全ての物語のフレームワークとも言える「神話」をベースに「物語」の構成を説明していたくだりは面白かった。
また、本書はテクニカルに「物語をどう撮るか」より、「何を撮るか(撮りたいか)」に視点が向いていて面白い。そのために何が必要か、という逆算していく作り方。
もちろん本書に説明のあるように、「ホラー」という「ジャンル」に即した「物語り方」のセオリーはあるかと思うが、従来のセオリーを超えたメソッドで恐怖を感じる演出方法があったら画期的だし、カメラや音をどう配置するかによってこんな効果が生まれますよ、という教科書的な記述も素人としては面白かった。
映像を作りたい人はもちろん、映画などの映像作品を楽しむ基礎体力をつけようという人にもオススメかも。