映画

「湯を沸かすほどの熱い愛」を観る。これも正直がっかり。各種の映画賞を受賞していたりする一方で、色んなレビューで「気色悪い」という意見も上がってる問題作。気色悪いというのは確かにそうなんだけど、それ以前にやはり「難病もの」物語の感動の押しつ…

「シェイプ・オブ・ウォーター」を観る。結構期待して観たけど、正直がっかり。アカデミー賞とか色々取っていた印象もあったんだけど…。ギレルモ・デル・トロの感覚あまり合わないのかも。まごうことなき、恋愛映画。それでしかないのが残念だった。1962年の…

「フーリガン」を観る。ロシアW杯が盛り上がり、自分の中でもかつてないほどサッカー熱が高まってきたのでサッカー映画(本作ではサッカーじゃねぇ、フットボールだって言われるけど)を観てみた。結果としてはあんまサッカー描写ないけど、きれいにまとまっ…

「HICK ルリ13歳の旅」を観る。クロエちゃんが可愛いだけの映画。笑っても泣いても怖がっても怒っても可愛い。古い映画が大好きで一人で鏡に向かって映画の名場面セリフを言ってみたり、誕生日にもらった銃を構える場面とかは映画的にも非常に見栄えがして良…

「大統領の執事の涙」を観る。邦題はアレだけど面白かった。7人の大統領に仕えた黒人執事の物語ということなんだけど、キューバ危機、ケネディ暗殺、公民権運動、ベトナム戦争など激動のアメリカを生き抜いてきた男の物語という側面が強く「フォレスト・ガン…

「ファンタスティック・プラネット」を観る。学生時代に確か観た記憶があるんだけど、内容をほとんど忘れてしまっていたところにGYAOで無料で観られたので自分としては珍しく観直してみた。面白かった。異星を舞台にした巨人vs人類の戦いを描く。まぁ、猿の…

本作の監督、キャスリン・ビグローの「デトロイト」が話題になっていたことで本作に興味が湧いて観てみた。ちょっと長いけど面白かった。ビンラディン暗殺作戦という実話を基に構成した物語。冒頭から同時多発テロ被害者たちによる最後の肉声が流されるとい…

「バーフバリ2 王の凱旋」を観る。貴重な友人に勧められて観てみる。いやー面白かった。インド国内の鑑賞記録をあっという間に塗り替えた全世界的なヒット作。物語は「勇者アマレンドラ・バーフバリは、国母シヴァガミから新国王に指名され、麗しく勇敢な姫…

「ブレードランナー 2049」を観る。大分間隔が空いたけど、池袋新文芸坐で観たもの。前作は見ていたものの、詳細はあんまり覚えていなくて同時上映していた「ゲットアウト」の方が期待値高くて、本作にそれほど期待したなかったんだけどやっぱり面白かった。…

「ゲット・アウト」を観る。先週、新文芸坐にて。期待通り、面白かった!コメディアンの黒人俳優が監督を務めた、低予算製作ながらも面白さからアメリカで大ヒットしたサスペンススリラー。ちょっぴりSF風味もあり。ネタバレ厳禁系で、鑑賞後にタイトルの意…

「アメリカン・ビューティー」を観る。なるほど、良くできてるなぁと感心。タイトルはバラの品種らしい。アメリカの平凡な中流核家族が、お互いの持つ様々な問題と葛藤しすれ違い、崩壊する様を描いたブラックコメディ。徹底して皮肉な笑いの演出が冴えてお…

「ダークシティ」を観る。amazonプライムで観たんだけど、「生涯ベストの映画」とか「マトリックス」に隠れた傑作、みたいなレビューが多かったけど、そこまでとは思えんかったな。マトリックスの方が設定とや世界観もそうだし映像レベルでも好きだわ。本作…

「マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~」を観る。マーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトンのデザイナーやってた頃のドキュメンタリー。内容は主要なコレクションの舞台裏とかマーク自身のプライベートとかを切り取ったもの。 正直言って見…

「パターソン」を観る。これも飯田橋ギンレイホールで。ベビドラよりこっちの方が好みだなぁ。ジム・ジャームッシュの最新作。これまでで一番ポップな仕上がりなんじゃなかろうか。相変わらず波風のほとんどない淡々とした作風だけど、笑いどころも随所にあ…

「ベイビー・ドライバー」を観る。多分初めてだと思う、飯田橋ギンレイホールにて。これも周囲の人が絶賛していて結構期待値高かったんだけど、思ったよりは楽しめなかった。エドガー・ライト監督。強い耳鳴りに悩まされる若き天才ドライバーでベイビーとい…

「ナイトクローラー」を観る。なるほど、こりゃ面白いわ。皆が絶賛してたのも納得の出来。現代アメリカはL.A.を舞台に、コソ泥をして生計を立てていた孤独な男がひょんなことからパパラッチ稼業に興味を持ち、出世していくさまを描いた物語。ギョロギョロ…

「セント・エルモス・ファイアー」を観る。良くも悪くも青春群像劇。ジョージアタウン大学の同級生7人が卒業後どう過ごしてるか?ってのがテーマ。俺が生まれるちょっと前の映画で、ド直球の80年代音楽やファッションのイナタさ・クサさに全編が彩られていて…

「25時」を観る。個人的にはスパイク・リーってあんまり監督としての能力を評価していないんだけど、本作も微妙だった。「社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた」を読んだばっかだったのでNYの犯罪を扱った映画を観てみたくて観たんだけど、す…

「LIFE!」を観る。そこそこ楽しめた。アダム・サンドラー主演らしいというか、現代のNYCを舞台に、著名な雑誌「life」で写真の現像を担当する冴えない男子が、恋する女性のために体を張って一仕事するというよくあるお話。 意外性のあることはほとんど起きず…

「デッドプール」を観る。アメコミっぽい大味さはあるけど、まぁまぁ面白かった。意図せずミュータント化してしまった元傭兵が、デッドプールと名を変えて自分を改造したミュータントに復讐を果たすお話。とは言え主人公の軽口のせいで、グロ映像(映画「127…

「ハドソン川の奇跡」を観る。amazonプライムで観たんだけど、特典映像も一緒についててそれも含めて最高だった。イーストウッド監督作品マジで外れないなぁ。2009年の極寒のNYにおいて、アクシデントから大事故に繋がるはずだった飛行機を絶妙な判断と技…

「コンタクト」を観る。重厚なSF映画を観たいなーと思って観てみた。思ったより残念な出来。いわゆる異星人とのファーストコンタクトもので、カール・セーガンという科学者で小説家でもあった人物の小説の映画版。ということは科学的な考証はされてるんだ…

「フォックスキャッチャー」を観る。宇田丸氏が高評価をつけていたので気になっていて観た。期待値からするとちょっと微妙だった。1996年に実際に起こった大富豪がオリンピックの金メダリストを殺害するという事件をベースにした物語。本作の主人公の一人で…

「ネイビーシールズ」を観る。小説で軍人が出てくるものをここ最近読んでたので、何となくリアルな軍人が出てくる映画観たくて見てみた。現役のネイビーシールズが出演しているリアルな描写が売りの今作。拉致されたCIAエージェントを救出する作戦を決行する…

「コップ・カー」を観る。空中キャンプ氏が褒めていたのを覚えていて観たかった映画がamazonプライムになったので観てみた。拍子抜けするくらいシンプルで、かつ繊細で面白い。ほとんど雑味のない一番出汁の椀物を喉に通すような感触というか。話の筋がシン…

「la la land」を観る。これも年間ベスト級の大傑作。世間的な高い評価と裏腹に自分の周囲の反応が今一つという印象があったんだけど、めちゃ面白かった。全ての映画好き、夢追い人に捧げる最上級のエンターテイメント映画だと思う。ライアンゴズニング、エ…

「20 センチュリー・ウーマン」を観る。マイクミルズ監督作。前に観たサム・サッカーと比較すると、またしても女親より小さい男子が主人公という共通点在り。1979年という激動の年、アメリカはカリフォルニア州サンタバーバラ(俺の直近の思い出だと、鮎川ナ…

「ムーンライト」を観る。面白かったけど、あまりにも前評判が高く期待していたので、それと比べると普通かなという感じ。マイアミで貧しい母子家庭に暮らす内気な少年が紆余曲折ありながら成長し、束の間の安らぎを得るお話。キャストはジャネルモネイを除…

「マンチェスターバイザシー」を観る。面白かったけど、意外と普通。悲しい過去を背負うダメ男が、兄貴の急死で甥っ子の管財人となり、悪戦苦闘するお話。悲しい、痛い物語という印象だったんだけど、意外とコメディタッチで面白かった。ダーティワードも結…

「黒い太陽七三一」を観る。リンクは2だけど観たのは1。まだ暑かった先月、なんとなく戦争を振り返る気分になってこの問題作を観てみた。海外だと思想性やドキュメンタリー性を全く評価されないただのB級グロ映画として扱われてるっぽいし、何より自分の母…