読書

「マンガでわかる 最高の結果を引き出す心理交渉術」を読む。お正月にやっていた特番を実家でダラダラと見てる中で、著者が目の前にいる人の考えていることを当てる、という内容のものがあって、ちょっとこの人に対する評価が変わった。それまで、したり顔で…

「長友佑都体幹トレーニング20」を読む。サッカー選手としての彼の功績についてはそれほど詳しくないんだけど、ふと目にしたインタビューとかから知った長友のしなやかな体とかメンタルには前から憧れがあったので(文章にすると何か意味が違ってくるな…)、彼…

「明日クビになっても大丈夫」を読む。オモコロで知ったヨッピー氏の初の著作。ネットでよく見る彼の記事ににじみ出ている真面目で戦略家な面が良く出ていて面白かった。真新しいことはそんなに多くなく、普通の自己啓発本なんだけど、かみ砕いてポイントを…

「投資の鉄人」を読む。とても堅実で良い本だった。色々な経歴を持つ投資運用のプロ4人が、投資運用をしている人が中で訪れる様々な出来事に対して、惑わされるな!と警鐘する一冊。「この銘柄さえ買えば絶対儲かる」とかチャート分析みたいな本とは一線を画…

「社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた」を読む。ヴェンカテッシュ第2弾。NYで研究していた2000年代を振り返った雑多な自叙伝的な内容で、かっちりした論文は同時に描いてたらしいけど、ちょっと散漫な印象はあり。自分の離婚があった時期でち…

「ゴッド・ガン」を読む。これも山形浩生が勧めていた一冊。ワンアイデア・ワン小説的な感じがあって楽しかった。星新一の感触に近いものがあるかも。あんま大ヒット作品はなかったみたいだけど、「SF界のボルヘス」的な異名を持つ短編が得意なイギリスの…

「投資デビューしたい人のための資産運用のはじめ方がよ~くわかる本」を読む。今年は投資をはじめとする資産運用に力を入れようと思って改めて読んでみた。タイトル通りかなり初心者(多分中高年)向けで、預金する以外に資産の持ち方を知らない、株や債券や投…

「ヤバい社会学」を読む。年末から続けて、やっと実家で読み終わった。インド系のヒッピーかぶれのスディール・ヴェンカテッシュが、シカゴの黒人ギャングの生活に密着し、独特の政治や経済について述べたルポ。ざっくり言うと、JTというシカゴのプロジェク…

「婚活の傾向と対策」を読む。婚活中休み中だけど、なんとなく読んでみた。タイトル通り、ある種の恋愛についての悩みを取り上げ(「好きな人には別の好きな人がいます」とか「前の彼氏が忘れられません」とかね)、それに対する対策を提案していくもの。つま…

「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」を読む。今年出版された本の中でもずっと読みたかった一冊。個人的になぜかヒルビリー文化に凄く興味があって、大好きな映画「ウィンターズ・ボーン」はじめとして色んな作品を通じて触れて…

「目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか」を読む。twitterで面白いツイートを読んで知った著者の本を読んでみた。タイトル通り、目の見えない一流アスリートたちに、それぞれの競技をどのように取り組んでいるかを著者がインタビ…

「アンダーグラウンド・マーケット」を読む。本作も山形浩生氏のレコメンドで知り、読んでみた。短編2つで、コンパクトかつスピーディーな近未来の日本の世界観が好き。2018年、東京オリンピックを2年前に控えた東京が舞台という接待だけど、最近は見ない日…

「ジェノサイド」を読む。うーむ、今年の読書体験の中ではベストクラスに面白かった。久々に「読みすぎて夢中になって興奮して寝れない」現象が起きてしまった。2011年に出版されてたみたいだけど、なぜ自分は当時引っ掛からなかったのか気になる。「このミ…

「Ank: a mirroring ape」を読む。山形浩郎の紹介で知った一冊。江戸川乱歩賞受賞作。すげースリリングで面白かった。ディザスターものでありパニックスリラーでありSFであり、凄く映画化に向いたエンターテイメント小説だと思う。アンク…

「戦争が大嫌いな人のための 正しく学ぶ安保法制」を読む。軍事アナリストとして確かな知識で安保法制や憲法9条などについての世間の疑問に対して回答・解説するという内容。与党・野党、官僚、メディアなど様々な立場の人間の発言に対して、実態に即して誤…

「職業としての地下アイドル」を読む。姫乃たま氏の2冊目。100名程とそんなに母数が多くないとは言え、地下アイドルと地下アイドルファンたちから緻密なアンケートを取り、地下アイドルを分析して見せた一冊。現役アイドルが、ポエムめいた自己語りなんかと…

「つゆのあとさき」を読む。面白かった。「日本の夜の公共圏:スナック研究序説」で女給さんを取り扱う項目があり、そこで紹介されていた一冊。1930年代の銀座など華やかな東京を舞台に、カフェで女給として働く、田舎が嫌で飛び出してきた20歳の君江という無…

「これはペンです」を読む。初の円城塔作品。タイトル作を含め、中編2本を収録。2本とも起承転結のような物語や筋はなく、かなり思弁的というか物語を物語るとはどういうことか?について物語るみたいなメタフィクショナルな内容だった。タイトル作は文章自…

「日本の夜の公共圏:スナック研究序説」を読む。「スナック研究会」なる胡散臭い団体にサントリー文化財団が助成金を出して出された本。首都大学東京の教授他多数のインテリでスナックを愛する人達が、真面目にスナックというざっくりとした営業形態の店を論…

「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を読む。2017新書大賞なんてものを受賞した橘玲の新著。「人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない」なんて建前を基に社会は構築されてる(というかせざるを得ない)けど、遺伝…

職業としての学問・政治 (まんがで読破 MD121)を読む。これも地味に面白かった。現代の日本における研究職の就職の難しさと照らし合わせながら少なくとも、原著を読むの厳しいけどお手軽にエッセンスを吸収したい文系の語学ヘタレ系人間には楽しめると思う。…

「会社を辞めるときの退職手続きのすべて」を読む。もう、タイトルそのままの本。会社を辞めるに当たって、自己都合なのか会社都合なのか、再就職先が決まってるのか決まってないのか、年金受給できるのか出来ないのか、とか細かく条件に分けて、それぞれの…

「世界のレイブの歩き方」を読む。さしてレイブ文化に興味あるわけでもないけど、何となく目について読んでみた。レイバーでもある著者が、EU、アメリカ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカと世界各所で開催されているレイブを紹介する本。現場のトイレやシ…

「入門 近代仏教思想」を読む。特に予備知識もなく、図書館で目についたから何となく借りて読んでみた。著者がまだ30代で割とイケメンなのも興味持った。結果としては、予想していた内容とちょっと違ったけど、まぁまぁ楽しめた。明治以降の日本の仏教におい…

「ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築」を読む。これからazureの構築に携わる自分のような初心者インフラエンジニアには優しい一冊。タイトル通り、IaaSにせよPaaSにせよ、初めてAzure上に仮想サーバを立てる時の操作や冗長性の考え…

「インドでレシピを聞いてきた!」を読む。レシピ本であり、旅行記でもありで一石二鳥で楽しめる本。正直著者のインド料理文化に対する熟練度には難があり(現地に来て初めて知った、みたいな記述が多いけど、結構日本でも知れる情報が多い気がする)、詳しい…

「ラーメン dictionary」を読む。ラーメンに関するムックは日本で腐るほど出てるけど、本書は石神プレゼンツによる日本のラーメン史を彩る名店の数々や、ラーメンの出汁の種類による分類(特に、新興素材として、かつ石神的な興味としても注目を集める貝出汁)…

ルソー「エミール」のまんが版を読む。この名作をまんがで読破シリーズ、すごいバカにしてたんだけど、文学作品のように原文を「味わう」ようなものでなければ、エッセンスさえ頭に流し込めればいいんじゃね?とこの年になってふと思い、読んでみた。エミー…

「教団X」を読む。御多分にもれず、アメトークの「読書芸人」で知ったのがきっかけ。600ページ近くあって結構な大著だし、宗教や哲学など重たいテーマを扱うので読む人を選ぶ作品らしいというくらいの前情報で読んでみた。結果としては、つまらなくはないけ…

「ぼくの道具」を読む。著者のことを知ったのは意外と古くて、中学時代に読んでいたMens nonnoの連載を読んでたから。今考えるとあれは2000年前半だから、本書に描かれた道具達が活躍する前夜だったのではないか。当時から世界の文化や考え方に直に触れなが…